WEBシステム開発には様々なプログラミング言語やデータベースなどが関わります。
オリジナルのシステムを一から構築する「スクラッチ開発」の場合でも、コンテンツ管理ツール（CMS）で有名なWordpressのようなオープンソースソフトウェアで開発する場合でも動的なコンテンツの開発には利用されています。
今回はプログラミング言語、その中でもPHPについて、基本的なところから紹介させていただきます。

PHPとはどのようなものか

PHP（Hypertext Preprocessor）は、WEBシステム開発のためのサーバーサイドスクリプト言語（WEBサーバ上で実行されるプログラム言語）のひとつで、ユーザの入力に応じてコンテンツを生成する、動的なWEBサイトを構築するため使用されます。

HTML内に <?php ～ ?> のタグで囲まれたPHPのコードを記述することでそのコードがWEBサーバ上で実行されるという仕組みで、記述されたPHPコードの内容に応じて動的なHTMLコンテンツが生成されます。

また、PHPは「MySQL」や「SQLite」「PostgreSQL」など、さまざまなデータベースと連携できますので、データベースに接続し、データの取得、挿入、更新、削除を行うことができます。

PHPで開発できるものにはどのようなものがあるか

PHPを利用することで様々なコンテンツを開発することができます。

今回は、
１）メールフォーム機能
２）ECサイト（ショッピングサイト）
３）予約システム
について簡単に紹介させていただきます。

例１：メールフォーム機能

メールフォームはユーザがWEBサイトの管理者に直接メッセージを送信するための手段として利用されます。
PHPを使用すると、WEBサイトに独自のメールフォームを作成することができます。

PHPを使ったメールフォームの作成には以下のようなメリットや特徴があります。

1.カスタマイズ性

PHPは柔軟なプログラミング言語であり、メールフォームを様々カスタマイズすることができます。必要な入力枠・選択肢や必須項目等のルール、エラーメッセージなどを自由に設定できます。

2.入力のチェック機能

入力枠の中には必須項目や数値のみ入力できる枠、入力文字数制限など、様々なルールを設けたい項目がある場合があります。
PHPを使用すると入力値のチェックを行い、不適合の場合にエラー表示を出すように作り込むことができます。。

3.セキュリティ対策

メールフォームはその性質上、セキュリティ上の懸念点があります。
Perl等より柔軟に構築できるPHPを使用することで、入力データから悪意のあるコードを除去（サニタイズ）したり、CAPTCHA等の画像認証を導入するなどのセキュリティ対策を実装することができます。

例２：ECサイト（ショッピングサイト）

ECサイトとは、Electronic Commerce（電子商取引）サイトの略で、様々な商品・サービス等を販売・提供するWEBサイトのことです。

ショッピングサイトの他、動画・音楽の配信、電子書籍の配信などがあります。
ECサイトを構築するには、機能的な側面だけでも、

・商品管理（商品登録・在庫管理など）
・注文管理
・配送管理
・会員管理（登録・変更・削除など）
・ログイン管理
・決済処理

など、多岐にわたる機能実装が必要です。
またその他にもセキュリティ対策など実装しなければならない機能が多数あります。

PHPを使用するとこのような様々な機能を実現することができます。

例３：予約システム

宿泊施設の宿泊予約の他、飲食店・美容室・病院・レンタカーなど、様々な機材・設備等の利用予約を行うことができるサイトがあります。
PHPを使用することでこれらの予約システムも構築することができます。

単純に予約するだけでなく、マイページなどの機能を構築することで、予約内容の変更やキャンセル、さらには期日が近づいた際に通知を行えるようにしたり、カレンダー機能と合わせて空き状況をオンラインで確認できるようにするなど、利便性の高いシステムを構築することもできます。

システム開発もアプライドにお任せください！

アプライドでは今回ご紹介しました他にも様々なWEBシステムを開発させていただいております。

特に大学関連のお客様より、

・学術集会の参加申込、講演申込、演題投稿
・オンライン集会の会場サイト
・学会サイトの会員管理
・スタッフ紹介や業績紹介などの情報の表示絞り込み検索
・機器、設備の利用予約

など、様々なシステムを開発させていただきました実績がございます。

WEBサイトにて実現したい機能がある方はぜひ一度ご相談ください。